Column Detail その家、いつまで自分で売却できますか?70代から考える不動産の終活|姫路市神子岡前
2026/08/10
日本近海で台風13号・15号・16号とトリプル台風が発生しているそうです。
特に15号は、11日午後には東北南部から関東付近に接近して上陸するおそれがあるそうです。
12日午前3時には北陸地方へ進み、その後13日午前3時には日本海で熱帯低気圧に変わる予想となってい
るそうですが、12日は近畿地方にも影響がでそうですので、万が一に備えて警戒してくださいね。
少し前に、姫路市神子岡前にお住まいの方から、一戸建ての査定依頼をいただきました。
このたびは大切な不動産についてご相談いただき、誠にありがとうございます。
今回のご相談で特に印象に残ったのが、所有者様が70代の方で、「終活の一環として、今後のことを考えて不動産の価値を知っておきたい」というお話でした。
実は、不動産の売却は「売ろうと思ったときに、いつでも簡単に売れる」とは限りません。
だからこそ、元気に生活されている今のうちから、ご自身の不動産について考えておくことには大きな意味があります。
今回は、姫路市神子岡前の地域についてもご紹介しながら、70代から考えておきたい「不動産の終活」についてお話しします。
姫路市神子岡前は、暮らしの利便性が高いエリア
今回査定のご相談をいただいた「神子岡前」は、姫路市の中心部から西側に位置するエリアです。
神子岡前といえば、地域のランドマークともいえる商業施設が「ゆめタウン姫路」です。
「ゆめタウン姫路」は姫路市神子岡前3丁目にあり、食品売場をはじめ、ファッション、生活雑貨、飲食店、サービス・クリニックなど、さまざまな店舗が入っています。
現在、公式サイトでは57店舗が掲載されており、食品売場は9時から21時まで営業しています。また、駐車場は1,100台、駐輪場は400台が整備されています。
日々の買い物だけでなく、衣料品や生活雑貨、飲食、各種サービスまで身近に揃っていることは、生活するうえで大きなメリットです。
また、神姫バスの「北今宿南口」バス停からも近く、ゆめタウン姫路では公共交通との連携も行われています。姫路市も「ゆめタウン姫路」をサイクル&バスライドの対象施設として案内しています。
JR姫新線「播磨高岡」駅も利用圏内にあり、姫路駅方面へのアクセスを考えても、生活の拠点として便利な地域の一つといえるでしょう。
神子岡前には歴史を感じさせる名前の由来も
「神子岡前」という地名も、少し興味深い名前です。
神子岡前の周辺には、播磨国風土記に登場する「甕丘(みかおか)」に由来するとされる伝承があります。
現在の「面白山」がかつての甕丘にあたるという説もあり、現在の暮らしやすい住宅・商業エリアという側面だけでなく、古くからの歴史を感じさせる地域でもあります。
このように、神子岡前は生活利便性と地域の歴史の両方を感じられる、姫路市内でも身近な住宅エリアの一つです。
70代から考える「不動産の終活」
今回の査定をご依頼いただいた所有者様は70代。
現在もお元気で、しっかりとご自身の意思を持って生活されている方でした。
だからこそ、今回の「終活として不動産の査定をしておきたい」という考え方は、とても大切なことだと思います。
終活というと、
「遺言書を作る」
「お葬式について考える」
「エンディングノートを書く」
といったことを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、終活で考えておきたいものの一つが、不動産などの大きな資産をどうするのかということです。
特に一戸建ての場合、
・このまま住み続けるのか
・将来的に住み替えるのか
・子どもに残すのか
・売却するのか
・施設などへの入居を考えるのか
・空き家になった場合はどうするのか
など、さまざまな選択肢があります。
そして、重要なのは「亡くなった後」のことだけではありません。
元気なうちに、自分自身の資産をどうするのかを考えておくこと。
これも不動産における終活の大切なポイントだと私たちは考えています。
「まだ元気だから大丈夫」が、実は重要です
不動産売却についてご相談を受けていると、
「今すぐ売るつもりはないんです」
「子どもに相談してから考えます」
「もう少し先でもいいかなと思っています」
というお話をよく伺います。
もちろん、すぐに売却する必要がないのであれば、無理に売る必要はありません。
しかし、
「今売るかどうか」と「今のうちに準備しておくかどうか」は別の話です。
例えば、
「自宅はいくらくらいで売れるのか」
「売却した場合、手元にどれくらい残るのか」
「売却後はどこで暮らすのか」
「子どもたちはどう考えているのか」
「相続する場合にはどうなるのか」
こうしたことを元気なうちに家族で話し合っておけば、いざというときに慌てずに済みます。
まずは「売る」ことを決めるのではなく、不動産の現在価値を知ることから始めるという方法もあります。
注意したいのが「意思能力」の問題です
不動産の終活を考えるうえで、ぜひ知っておいていただきたいのが「意思能力」です。
民法では、法律行為をする際に意思能力を有していなかった場合、その法律行為は無効とされています。
つまり、単純に「本人の名前で契約書に署名すれば売却できる」というものではありません。
例えば、所有者本人が認知症などによって、売却という重要な法律行為について十分な判断ができない状態になっている場合です。
この場合、
「本人は所有者だから、家族が代わりに売ってしまえばいい」
ということにはなりません。
また、認知症だけに限らず、突然の脳梗塞や重い病気、事故などによって判断能力が低下する可能性もあります。
ここが、不動産の終活を早めに考えておく理由の一つです。
「家族だから売却できる」わけではありません
例えば、お父様名義の自宅があるとします。
お父様が元気なうちは、
「この家を売却して、老後の生活資金に充てよう」
と、ご本人が判断して売却することができます。
ところが、その後に判断能力が低下してしまった場合、
「息子だから」
「娘だから」
「同居している家族だから」
という理由だけで、家族が本人に代わって自由に売却できるわけではありません。
このような場合に利用される制度の一つが成年後見制度です。
成年後見制度では、家庭裁判所が成年後見人等を選任し、本人の財産や権利を守りながら必要な法律行為などを行います。
成年後見人には、親族だけでなく、弁護士・司法書士・社会福祉士などの専門職が選任される場合もあります。
さらに、成年被後見人等が居住している、または将来居住する可能性があるなどの「居住用不動産」を売却する場合には、成年後見人等であっても、原則として事前に家庭裁判所の許可が必要です。
家庭裁判所の許可を得ずに処分した場合、その処分は無効となります。
つまり、
「認知症になったら家族が代わりに売ればいい」
という簡単な話ではないのです。
もちろん、成年後見制度などによって売却できる可能性はありますが、本人が元気なうちに売却や住み替えなどの方向性を考えておく方が、選択肢を持ちやすいといえます。
不動産の終活は「売ること」が目的ではありません
ここで誤解していただきたくないのは、
「70代になったら自宅を売却しましょう」
という話ではないということです。
大切なのは、
「自分の不動産を、これからどうしたいのかを元気なうちに考えておきましょう」
ということです。
例えば、
① 今後も自宅に住み続ける
住み慣れた家で生活を続けるのであれば、修繕や維持管理、将来的な相続について考えておく。
② 将来的に住み替える
老人ホームや高齢者向け住宅、マンションなどへの住み替えを考えているのであれば、自宅の売却時期や資金計画を早めに考えておく。
③ 子どもに相続する
将来相続する可能性があるのであれば、相続人となるご家族と不動産について話しておく。
④ 売却する
今後の生活資金や住み替え資金などを考え、売却するという選択肢を検討する。
このように、正解は人によって異なります。
だからこそ、早めに情報を集めておくことが重要なのです。
「査定=売却しなければいけない」ではありません
不動産会社に査定を依頼すると、
「すぐに売らないといけないのでは?」
「営業の電話がたくさん来るのでは?」
と心配される方もいらっしゃると思います。
しかし、査定の目的は必ずしも「すぐに売却すること」ではありません。
例えば、
「今の家がどれくらいの価値なのかを知っておきたい」
という理由で査定を利用することもできます。
現在の不動産価値を知っておけば、
「この価格なら売却して住み替えを検討できそう」
「思っていたより価値があるので、もう少し住み続けよう」
「子どもに相続する場合のことも考えておこう」
など、将来について考えるきっかけになります。
今回ご相談いただいた70代の所有者様も、まさに「今すぐ売るため」だけではなく、これから先の人生を考えるための査定としてご相談くださいました。
不動産も「終活」の一つとして考えてみませんか?
不動産は、多くの方にとって人生の中でも特に大きな資産です。
だからこそ、
「亡くなった後にどうするか」
だけではなく、
「元気な今、この不動産をどうしておきたいのか」
を考えておくことが大切です。
特に、
・70代になり、今後の住まいについて考え始めた
・子どもに不動産を残すべきか悩んでいる
・将来的に施設やマンションへの住み替えを考えている
・空き家になる可能性がある
・自宅を売却した場合の価格を知っておきたい
・相続で家族に負担をかけたくない
・不動産の終活について誰に相談すればいいかわからない
という方は、まず一度、不動産の価値を確認してみることをおすすめします。
「売るかどうかはまだ決めていない」という段階でも構いません。
誠心不動産では、姫路市神子岡前をはじめ、姫路市内の不動産売却・査定についてご相談を承っています。
大切なのは、急いで決断することではありません。
ご自身が元気で、判断できる今のうちに、選択肢を知っておくこと。
それも、不動産の終活の一つではないでしょうか。
姫路市で一戸建て・土地・マンションの売却や査定をご検討の方、不動産の相続や終活についてお悩みの方は、どうぞお気軽に誠心不動産までご相談ください。
「まだ売るかどうか決めていない」というご相談も、もちろん大歓迎です。




