Column Detail 住宅価格が上がっても買える人の共通点|“返済比率”で見直すマイホーム計画
2026/06/29

いよいよ明日、ワールドカップサッカー日本vsブラジルの試合があります。
深夜2時という事で、寝不足の方も多く出るのでは無いかと思いますが、
日本が歴史を変えるか、王者ブラジルが力を発揮するか、
注目の一戦を私も眠い目をこすりながら観戦したいと思います!
本日のテーマは「返済比率」です。
近年は住宅価格の上昇や金利の変化もあり、「今の相場で住宅を購入して大丈夫なのか」というご相談をいただく機会が増えています。
ただ実際の現場では、価格や金利が上がっているからといって必ずしも“買えない時代”になっているわけではありません。
むしろ重要なのは、「いくらの家を買うか」よりも「どのような資金計画で購入するか」という点です。
■返済比率とは?
返済比率とは、
年収に対して住宅ローンの年間返済額が占める割合のことです。
計算式はシンプルで、
年間返済額 ÷ 年収 × 100
で求められます。
この数値が低いほど、家計にゆとりがある状態といえます。
■実際のケース(年収600万円・3,000万円の住宅)
例えば、現在よくあるケースとして
・世帯年収:600万円
・借入額:3,000万円
・金利:変動金利0.830%
・返済期間:35年(ボーナス返済なし)
この条件の場合、月々の返済額はおおよそ
約8.3万円前後
となります。
年間返済額にすると約100万円です。
これを返済比率で見ると、
100万円 ÷ 600万円 × 100 = 約16〜17%
となります。
■変動金利について
今回の例で使用している「変動金利」とは、
半年ごとに金利が見直される住宅ローンのことです。
一般的には固定金利よりも低い水準でスタートできるため、毎月の返済を抑えやすいというメリットがあります。
一方で、将来的に金利が変動する可能性があるため、「今の返済額だけで判断しない」という視点も大切です。
■返済比率の目安
金融機関の審査基準では、
30〜40%程度まで借入可能なケースが多い
とされています。
一方で、生活の安定性という観点では
20〜25%程度がひとつの目安
と言われています。
今回のケースでは約16〜17%のため、数字上は比較的余裕のある水準です。
■大切なのは“ローン以外の支出バランス”
住宅購入で最も重要なのは、住宅ローン単体ではなく「家計全体のバランス」です。
例えば、
・自動車ローン
・教育費(今後含む)
・奨学金返済
・カードローン
これらがある場合、実際の家計負担は変わってきます。
また住宅には、
・固定資産税
・火災保険
・修繕費
・将来的なリフォーム費用
といった“ローン以外の維持費”も発生します。
■それでも「今は買えない時代」ではない理由
重要なのはここです。
現在は確かに住宅価格や金利は上昇していますが、その一方で
・共働き世帯の増加
・世帯収入の合算前提の住宅購入
・住宅性能向上によるランニングコストの低下
など、「購入できる構造」も同時に変化しています。
つまり、単純に“昔より高いから無理”ではなく、
収入・支出・将来設計を含めた全体設計ができているかどうか
がポイントになります。
■実務で感じる「うまくいく購入」の共通点
現場で長く見ていると、無理なく購入できている方には共通点があります。
それは、
・ローン額だけで判断していない
・車や保険なども含めて整理している
・将来の教育費をざっくり想定している
・余裕資金を必ず残している
という点です。
逆に言えば、この整理ができていれば、現在の価格帯でも十分に住宅購入は可能です。
■まとめ
住宅価格や金利の変化は確かにありますが、
返済比率を中心に家計全体を整理することで、無理のない住宅購入は十分可能です。
大切なのは「買えるかどうか」ではなく、
“買ったあとも安心して生活できるかどうか”
という視点です。
誠心不動産では、
・住宅ローンの事前相談
・家計全体を踏まえた資金計画
・購入と売却の両面サポート
を行っております。
住宅購入をご検討の際は、お気軽にご相談ください。




