Column Detail 査定額=売却価格ではない?失敗しない不動産売却の見極め方
2026/03/30

姫路市内の各地でも桜が咲き始めましたね。
今週末には姫路大手前公園で「第40回記念ひめじぐるめらんど」が開催されるそうです。
姫路や播磨地域の食や特産品をテーマにしたイベントです。
お城で花見のお供に立ち寄ってみてはどうでしょうか?
さて、少し前のお話になりますが、姫路市飾磨区にて一戸建ての不動産査定のご依頼をいただきました。
その節は誠心不動産にお問合せいただき誠にありがとうございました。
物件は築約20年の4LDK。
室内も丁寧に使われており、状態としては非常に良好で、中古住宅として十分に市場で販売可能なものでした。
売主様のご希望は「仲介による売却」。
そのため、周辺の取引事例や現在の市場動向を踏まえ、査定金額と“実際に売れる可能性が高い価格帯”を分けてご説明させていただきました。
しかし結果としては、他社様へ専任媒介をお任せされたとのことでした。
理由はシンプルで、「査定金額が当社より高かったから」です。
このようなお話は、不動産業界では決して珍しいことではありません。
ですが、ここで皆様にぜひ知っておいていただきたい大切なポイントがあります。
それは、
「査定金額=売れる価格ではない」ということです。
不動産の価格は、あくまで市場の需給バランスによって決まります。
いくら査定書に高い金額が書かれていても、それを購入したいという買主様が現れなければ意味がありません。
実際によくあるケースとして、最初は高い査定額で販売をスタートし、しばらく反響がないまま時間だけが経過。
そして3ヶ月、半年と経つうちに徐々に価格を下げていき、最終的には当初の想定よりも大幅に安い金額での売却、もしくは売れ残ってしまう…という事例も少なくありません。
今回ご相談いただいた物件も、現在のところまだ成約には至っていないようです。
もちろん、「高く売りたい」というお気持ちは当然のことです。
私たちも、できる限りご希望に近い価格で売却できるよう全力でサポートいたします。
ただし、ここで一つお伝えしておきたいのは、当社にお任せいただいたからといって、必ずしも100%売却できるとお約束できるものではありません。
不動産は市場に左右される以上、どの会社に依頼しても絶対はないのが現実です。
しかしその一方で、無理に高い査定を提示して売却の機会を逃すようなご提案は、当社では決して行いません。
現実とかけ離れた価格設定は、結果的に売主様の不利益につながる可能性が高いからです。
販売期間が長引くことで「売れ残り物件」という印象を持たれたり、最終的に大幅な値下げを余儀なくされるケースもあります。
一部の不動産会社では、媒介契約を獲得することを優先し、周辺相場や過去の成約事例よりも高い査定額を提示することがあります。
一見すると魅力的に感じますが、それは必ずしも売主様や購入希望者の利益になるとは限りません。
では、何を基準に不動産会社を選べばよいのでしょうか。
私が最も大切だと考えるのは、「なぜその査定価格になったのかを、明確に説明できるかどうか」です。
・周辺で実際に成約した事例はどうか
・現在売りに出ている競合物件はどのくらいか
・エリアの需要は強いのか弱いのか
・建物の状態や立地条件がどのように評価されているのか
こうした根拠をもとに、論理的に説明できる会社こそが信頼できるパートナーだと考えます。
不動産売却は、人生の中でも大きな資産が動く重要な取引です。
だからこそ、「一番高い査定額」を提示した会社に安易に任せるのではなく、その裏付けや担当者の姿勢をしっかり見極めていただきたいと思います。
当社では、適正な価格設定と戦略的な販売活動を大切にし、売主様にとって最善の結果を目指してサポートいたします。
不動産の売却をご検討中の方は、ぜひ複数社へ査定をご依頼いただき、その中で“金額だけでなく理由”を比較してみてください。
そして最終的には、「この人なら任せられる」と思える担当者を選ぶことをおすすめいたします。
皆様の大切な資産が、より良い形で次の方へ引き継がれることを心より願っております。




