不動産売却における「検...

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2025/05/29

不動産売却における「検査済証」の重要性とは?

先週末から今週末にかけて姫路市の小学校で運動会が開催されているそうです。

我々の子供の頃は秋の祭りの前に開催されていたのですが、気候や地域の事情で5月に行うところも増えているそうです。

またコロナ以降は全校生徒で1日かけるところも減り、学年ごとに午前中だけの行事にもなっているそうです。

運動会と言えば家族でみんなでお弁当のイメージがありますが、今はそうでもないんですね。


 

 今回は、不動産の売却を検討されている方にとって見落としがちなポイントである「検査済証」についてお話ししたいと思います。

 

先日、あるお客様よりご自宅の売却相談をいただき、物件の調査を進めていたところ、建物の「検査済証」が発行されていないことが判明しました。

このようなケースは決して珍しいことではありませんが、売却をスムーズに進めるためには大きな影響があるポイントです。


 

【検査済証とは?】

 

そもそも「検査済証」とは何か?

建物を新築・増改築する際には、建築確認申請を提出し、行政または指定確認検査機関の許可を受けて工事を進めます。

 

そして、工事が完了した時点で、建築基準法に適合しているかどうかをチェックする「完了検査」を受け、その検査に合格すると発行されるのが「検査済証」です。

 

つまり、検査済証は「この建物は法律に基づいて正しく建てられています」という証明書のようなものです。


 

【なぜ検査済証が重要なのか?】

 

不動産の売却において、検査済証の有無は以下の点で大きな影響を及ぼします。

 

1. 買主の安心感に関わる

 

買主にとっては、見た目がきれいな建物であっても「法的に適合しているか」は非常に気になるポイントです。

検査済証があることで「この家は法令に従って建てられた」と安心して購入できます。

 

逆に、検査済証がない場合、買主が「違反建築ではないか?」「将来トラブルにならないか?」と不安を抱いてしまいます。

 

2. 住宅ローンの審査に影響する可能性

 

住宅ローンを利用して購入する買主の場合、金融機関の審査において検査済証の有無がチェックされることがあります。

 

特に新耐震基準以降に建てられた物件では、検査済証が無いことで審査が通らなかったり、融資額が制限されたりすることもあります。

 

3. 価格交渉の材料になる

 

検査済証がないことで、買主側から「法的な証明がないから」と値引き交渉をされるケースも少なくありません。

 

売主にとっては本来の価値より安く売ることになる可能性もあるのです。


 

【検査済証がない場合の対処法は?】

 

では、もし検査済証が無いことがわかった場合はどうすればよいのでしょうか?

 

①完了検査を受けていない場合
 完了検査を今から受けるのは難しいケースが多いですが、当時の設計図や建築確認申請書などの書類があれば、現状と照合し、一定の安心材料を買主に提示することが可能です。

 

②既存建物調査(インスペクション)の実施
 第三者機関による建物状況調査(インスペクション)を実施することで、建物の安全性や劣化状況を明確にし、買主の不安を和らげることができます。

 

③宅建士による重要事項説明での明示
 売買契約時には、検査済証の有無について重要事項説明で明示されます。

あらかじめ説明し、買主に納得してもらうことが大切です。
 

 

【まとめ】

 

検査済証の有無は、不動産売却において「価格」や「スムーズさ」、「買主の安心感」に直接関わる非常に重要な要素です。

 

検査済証がないからといって売却ができないわけではありませんが、その分しっかりとした対策や説明が必要になります。

 

売却を検討されている方は、まずご自身の物件に検査済証があるかどうかを確認してみてください。

 

そして、不安な点があれば、ぜひ不動産のプロにご相談ください。

 

〒480-0103 兵庫県姫路市御立中4-6-5