Column Detail 「一番高い査定」が一番良いとは限らない?姫路市で不動産査定を依頼するときの会社選び
2026/09/10

兵庫県内では有名なスーパーマルアイが高砂市に「MARUAI BIG」はマルアイの新しい業態で、ディスカウントストアをオープンしたそうです。
普段でも安いマルアイですが、仕入れや陳列回数、値段の付け替えなど細かいコストを見直して毎日安く売る「エブリデーロープライス(EDLP)」を取り入れたとのこと。
物価高騰の中、企業努力で商品を提供していただけることは有難いです。
姫路エリアにも是非出店していただきたいですね!
さて、誠心不動産ではおかげさまで日々売却のご相談をいただいております。
特に最近多いご相談は相続した不動産や離婚に伴う不動産についてで、その中には複数の不動産会社へ査定を依頼される方もおられます。
不動産を売却するとき、多くの方がまず気になるのが「いくらで売れるのか」ということではないでしょうか。
その際に複数社に査定を依頼することは、相場を知るうえで有効な方法です。
ただし、「一番高い査定価格を出した会社に依頼する」ことが、必ずしも良い選択とは限りません。
大切なのは、
●その査定価格にはどんな根拠があるのか
●実際にその価格で売却できる可能性があるのか
●売却方法についてきちんと説明してくれるか
●担当者を信頼して任せられるか
を確認することです。
そもそも「査定価格」と「売れる価格」は違います
不動産会社が提示する査定価格は、将来の売却価格を保証するものではありません。
不動産会社は、周辺の成約事例や現在の販売状況、土地・建物の状態、立地、接道状況などを調査し、
「このくらいの価格が市場で成立する可能性がある」という考え方で査定します。
そして、実際の売出価格は、査定価格を参考にしながら売主様と相談して決めていきます。
つまり、
査定価格=必ず売れる価格
ではありません。
不動産流通推進センターも、不動産会社が価格について意見を述べる際には、その根拠を明らかにする必要があるとしています。
査定では、周辺の取引事例との違いや価格調整の理由などを確認することが重要です。
「高額査定」には注意が必要?
ここは誤解していただきたくないポイントです。
他社より高い査定価格を提示したからといって、その不動産会社が悪いわけではありません。
不動産は一つひとつ条件が異なります。
例えば、
●土地の形状
●道路との接し方
●建物の状態
●周辺環境
●リフォーム履歴
●日当たり
●土地の大きさ
●周辺の成約事例
などによって評価は変わります。
そのため、複数社の査定価格に差が出ること自体は不自然ではありません。
問題なのは、「なぜこの価格なのか」を説明できない査定です。
「周辺相場より高いですが、○○という理由があるため、この価格でも販売できると判断しました」
という説明ができる会社なら、査定価格が高くても検討する価値があります。
逆に、
「この地域は人気なので売れます」
「他社より高く売れます」
といった説明だけで、具体的な根拠が示されない場合は、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。
なぜ「媒介契約を取りたいから高く査定する」ことが問題になるのか
不動産会社にとって、売却の依頼を受けることは重要です。
そのため、他社と比較される中で、実際の市場価格よりも高い査定価格を提示し、売主様に「この会社なら高く売ってくれそう」と思ってもらおうとするケースが問題になることがあります。
もちろん、すべての高額査定がこのような意図によるものではありません。
しかし、相場より高い価格で販売を始めた結果、なかなか購入希望者が現れず、何度も価格を下げることになれば、売却までの時間が長くなってしまう可能性があります。
だからこそ、査定額の「高さ」だけではなく、その金額で販売する具体的な戦略まで確認することが大切なのです。
「仲介査定」と「買取査定」は別物です
不動産査定を依頼するときには、もう一つ重要なポイントがあります。
それが、「仲介で売る場合の査定」と「不動産会社が買い取る場合の査定」は違うということです。
仲介の場合
不動産会社が買主を探して売却する方法です。
一般的には、
売主 → 不動産会社が仲介 → 一般の買主
という流れになります。
市場で購入希望者を探すため、条件が合えば買取より高い価格で売却できる可能性があります。
買取の場合
不動産会社自身が買主となって不動産を購入します。
売主 → 不動産会社
というシンプルな取引です。
早期売却や荷物を残したままの売却など、売主様にとってメリットがある一方、不動産会社は購入後のリフォーム・販売費用・売却までの期間などのリスクを考慮するため、一般的には仲介で売却する場合より買取価格が低くなる傾向があります。
ただし、これは「買取価格は必ず査定価格の○割」というように一律で決まるものではありません。
物件の状態や立地、再販売の可能性などによって変わります。
そのため、査定を依頼するときは、
「仲介ならいくらで売れそうなのか」
「買取ならいくらで買い取れるのか」
を分けて確認すると、売却方法を判断しやすくなります。
複数の不動産会社に査定を依頼したら、ここを比較してください
複数社に査定を依頼した場合、単純に価格を並べるだけではなく、次のポイントを比較してみてください。
① 査定価格の根拠を説明してくれるか
「近隣の成約事例」「現在販売中の物件」「土地・建物の状態」など、具体的な根拠を確認しましょう。
② その価格で売るための販売戦略があるか
価格だけでなく、
●どのような買主を想定しているのか
●どのような広告をするのか
●どのくらいの期間を想定しているのか
●価格を変更する場合の判断基準は何か
まで聞いてみましょう。
③ 地域のことを理解しているか
不動産は地域によって市場が大きく異なります。
姫路市内でも、駅周辺と郊外では購入層や需要が違います。
そのエリアで実際に売買した経験があるかどうかも、不動産会社選びの重要なポイントです。
④ 担当者に何でも相談できるか
不動産売却は、価格だけでなく、相続・税金・住宅ローン・家族間の調整など、さまざまな問題が関係します。
特に相続や離婚の場合は、単純に「一番高く売ればいい」というケースばかりではありません。
「この担当者なら何でも相談できそう」
と思えるかどうかも、大切な判断材料です。
⑤ メリットだけでなくデメリットも説明してくれるか
信頼できる不動産会社は、売主様にとって都合の良い話だけをするとは限りません。
「この価格だと売却期間が長くなる可能性があります」
「この状態だと買主から価格交渉が入る可能性があります」
といったマイナス面も含めて説明してくれる会社のほうが、売却後のイメージを持ちやすくなります。
誠心不動産が大切にしていること
誠心不動産は、姫路市を中心に不動産の売買・買取・賃貸・管理などを行う地域密着型の不動産会社です。
私たちが査定をするときに大切にしているのは、**「査定額を高く見せること」ではなく、「なぜこの価格なのかをきちんとお伝えすること」**です。
相続された不動産であれば、売却するかどうかをまだ決めていない段階でも構いません。
離婚に伴う売却であれば、売却時期や住宅ローンなども含めて、一つひとつ状況を確認します。
場合によっては、
「今すぐ売却しないほうが良い」
という結論になることもあります。
誠心不動産では、仲介による売却だけでなく不動産買取にも対応しているため、お客様の状況に応じて売却方法を比較しながらご提案しています。
不動産査定は「金額」ではなく「理由」を見てください
複数の不動産会社に査定を依頼することは、決して悪いことではありません。
むしろ、複数社の意見を聞くことで、ご自身の不動産の相場を知るきっかけになります。
ただし、最後に不動産会社を選ぶときは、
「一番高い査定を出した会社」ではなく、
「その価格の根拠を説明でき、売却方法やリスクまで一緒に考えてくれる会社」
を選ぶことをおすすめします。
不動産売却は、一生のうちに何度も経験するものではありません。
だからこそ、価格だけで判断せず、**「この人、この会社になら任せられる」**と思える相手を選ぶことが大切です。
「他社から査定をもらったけれど、この価格は妥当なの?」
「仲介と買取、どちらが自分には合っている?」
「相続した不動産を売るべきか、まだ迷っている」
そんな段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。
姫路市の不動産について、売主様の状況に合わせて一緒に考えること。それが私たち誠心不動産の役割だと考えています。




