Column Detail 今話題の実家じまいとその方法とは?
2025/01/13
本日1月13日は成人の日ということで、私が成人式をした頃は15日だったんですが、今は第2月曜になったようですね。
成人年齢も20歳だったので、ある意味では同窓会的な感じもあり、式典後に居酒屋に集まり飲み明かした記憶がございます。
今の新成人は18歳となり、総務省の統計によると2006年生まれの新成人は109万人で、昨年より3万人増であるようですが、過去2番目に少なく少子化の流れは止まっていません。
姫路市はアクリエ姫路にて二十歳の集いがあるそうです。
今日から大人としての第一歩のスタートです。
二十歳を迎える皆様、おめでとうございます。
さて話はがらっと変わりまして本日のテーマですが、シニア世代におすすめの「3じまい」として、「墓じまい」「年賀状じまい」とあと一つが「実家じまい」とされて、その実家じまいのお話をしたいと思います。
2025年は団塊の世代が後期高齢者になるということもあり、今回のテーマである「実家じまい」にも注目が集まると思われます。
そもそも実家じまいとは、親が亡くなったり、施設に入ったりした際に、子どもが親の家を処分することを指します。
もともと住んでいたい実家なので、親の思いや育った思い出などが詰まった家で処分するにも心情的に負担のある作業ですが、維持管理のことを考えると避けては通れない選択となります。
ではどのタイミングで実家じまいをするのが良いでしょうか?
①親が亡くなり相続が発生した時
空き家となった実家を相続すると、住まなくても固定資産税などの税負担が生じます。
適切に維持・管理する義務などもあり、放置していて近隣に迷惑をかけトラブルになる可能性もあります。相続した実家を利用する予定がないならできるだけ速やかに処分することをおすすめいたします。
処分することで、固定資産税の負担や管理の手間を減らし、トラブルのリスクが回避できます。
②親が施設に入る時
親が高齢になり、今後の生活を考えて施設や高齢者向け住宅に転居する時もタイミングの一つとなります。また親は健在なので元気でしっかりしていれば、一緒に実家じまいを行うことができますし、片付けや処分もスムーズに進められます。
また親の意見を直接聞きながら進められるので、思い出の品や重要な物品を仕分けし処分することもできます。
③実家の管理が負担に感じられた時
誰も住まない家を維持管理するためには、固定資産税や都市計画税の負担だけだと思っていると大間違いです。
家屋や庭などのメンテナンス費用や、維持のために実家に通う交通費など、予想外の出費が発生します。
空き家のまま放置し劣化していった結果、特定空き家に指定されてしまうと固定資産税が6倍になる可能性もあります。
このメンテナンスを怠り、外壁が倒れたり、屋根瓦が落ちたり、庭木が隣へ突き出たりと近隣に被害を及ぼした場合はさらなる負担が予想されます。
手間や費用の負担を感じられたら実家じまいのタイミングかもしれません。
実家じまいの方法としては、以下の方法がございます。
①現況のまま売却
実家の築年や場所などにもよりますが、家財を処分した状態で土地・建物を売却する方法です。
その際には当社のような不動産業者と相談の上、媒介契約を結び販売を行います。
②解体して売却
建物が古く中古住宅での売却が難しい場合は建物を解体してから土地として売却する方法をおすすめいたします。
更地になった場合は利用価値が高くなるため、買い手もつきやすいメリットがあります。
ただ解体には費用がかかるため、その費用を考慮した上での判断が必要となります。
③買取ってもらう
とにかく早く実家じまいをしたい場合には、当社のような不動産の買取も行う不動産業者に相談されることをおすすめいたします。
仲介による売却の場合、買い手がみつからなければ現金化するまでに時間がかかりますが、売れるまでの維持管理を考えると、販売価格は下がりますが買取りにした方が得するケースもあります。
④賃貸として貸し出す
場所や立地にもよりますが空き家の活用法として、リフォームやリノベーションをしたあと収益物件として貸し出す方法があります。
この場合、実家を手放す心情的な部分は解消されますし、収益を得られるメリットがある一方、リフォーム・リノベーションに費用がかかることや借り手がつかない場合は収益が上がらず、維持管理費用は当然の事ながら発生いたします。
と様々な方法はございますが、実家じまいをする場合には家族との相談が重要になります。
一番は実家の名義人がお元気な間にどうするかのお話し合いをすることをお勧めいたしますが、
どうすれば良いか分からない場合には、当社のような不動産会社にご相談いただけたらと思います。
当社では地域を理由を問わず積極的に不動産査定依頼や不動産売却相談を承っております。
今お持ちの不動産の詳細が不明でも問題ございません。
不動産の種類としても土地・農地・山林・工場跡・集合住宅など様々な不動産にご対応いたします。
査定依頼をしたからといって必ず売らないといけないわけではございません。
また媒介契約後でも不動産が売却されない限り費用は一切発生しません。
・空き家状態の古い家がある
・固定資産税だけ払っている不動産をどうにかしたい
・離婚に伴い今の家を売りたい
・高齢の親を介護するための費用を捻出したい
などお悩みがございましたら、まずはご相談からさせていただきます。