Column Detail 2025年度の新築住宅の補助金の目玉とは?
2024/12/09
師走に入り気ぜわしくなってきました。この時期になると気になる事が大掃除です。
先日、姫路市のホームページで年末年始のゴミ収集のスケジュールが発表になりました。
年末は31日火曜日までとなり、昼間収集地区は通常8時まで、夜収集地区は正午までのゴミ捨てをしてくださいとの事です。
また年始の1日〜3日は収集をしないということなので、地域のスケジュールを確認してゴミ出しをしてくださいね!
そんな私も年末のスケジュールがたたず、いったい何時に掃除をするのかを早く決めないといけません。
本日のテーマですが、建築費が高騰する中でもマイホームの購入を希望される方は多いと思います。
その中で活用できるのが補助金でございます。
やはり国も人口が減っていく中で建築業界の活性化も図りたい部分もありながら、かといって何でも補助金を出せばいいとも限らず、いろいろと条件を付けながら支給していく感じが見て取れます。
その中で先日、2025年度の住宅補助金について国土交通省から発表がありました。
メインの事業としては「子育てグリーン住宅支援事業」となっています。
2024年では「子育てエコホーム支援事業」という名前だったようですが改変したようです。
この事業で2025年に追加されるものとしては、GX志向型住宅という建物に対して160万円の補助金が出されることです。
またこのGX志向型住宅は住宅の性能が適合していれば、年齢制限などもなく全ての世帯が補助金の対象となります。
もうすでに子育て世代も関係なくなっていますが、補助金がもらえるのは有難い話です。
そもそもGX志向型住宅とは何のことなんでしょう?
GX志向型住宅とは、とは、国の「GX(グリーントランスフォーメーション)」政策に基づき、大幅な省エネ性能と再生可能エネルギーの活用を促進することを目的とした住宅のことで、
①断熱等級6以上
➁再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量削減率35%以上
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%以上
のすべてに適合する新築住宅の事を言います。
難しいので用語をまとめると
【断熱等級】
数字が大きければ大きいほど熱の出入りが少ないということで断熱性能が高いことを意味します。
断熱等級は2022年3月までは4が最高等級でしたが、2022年4月に等級5が、同年10月に等級6と7が新設されました。
断熱等級は高くすればするほど熱の出入りが少なくなり、家全体が魔法瓶のようになり屋内の温度変化が小さくなるので、一度快適で健康的な室温にすると維持しやすくなるメリットがあります。
【再生可能エネルギー】
再生可能エネルギーとは、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなど、自然界に存在するエネルギーを繰り返し利用できるエネルギーのことで、住宅においては主に太陽光発電のことを指しています。
【一次エネルギー】
建築物で使われている設備機器の消費エネルギーを熱量に換算した値のことで、冷暖房だけではなく、換気や給湯、照明なども含めた合計の値を、一次エネルギー消費量と呼んでいます。
用語をまとめたところで、ここから簡単に説明すると
家全体を魔法瓶のように気密性をあげてね!
太陽光パネルから発電したエネルギーを使わずに、家で使うエネルギーの35%を削減してね!
太陽光パネルを設置して太陽光エネルギーを使って家で使うエネルギーを全てまかなってね!
ということです。
建築費もですが省エネ性能の家電や設備を選ぶとやはり高額になりますし、太陽光パネルは必須になりますので、初期投資がかかる分、補助金を出しましょうというとなんでしょう。
高騰する電気代等を考えると月々のランニングコストは抑えられますが、初期投資との比較が必要かもしれませんね!