よく聞くけど位置指定道...

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2024/11/14

よく聞くけど位置指定道路って何?

書写山円教寺を舞台としたVR技術活用の謎解きイベント「書寫山圓教寺(しょさざんえんぎょうじ)と刻(とき)の道標(コンパス)」が11月1日から始まったそうです。

今流行りのVRと謎解きで、謎解きをクリアしてアンケートに回答すると、抽選で姫路の菓子が進呈されるそうです。

個人的には書写山は部活のトレーニングで登っていた山なので、あまりいい思い出が無いのですが、映画の撮影スポットにもなった円教寺で、秋の紅葉を楽しみながらVR謎解きを体験するのもいいですね!

 

さて本日は「よく聞くけど位置指定道路って何?」ということで、知っているようで知らない位置指定道路について簡単にご説明したいと思います。

そもそも位置指定道路とは一般的には「私道」の一つのことで、以前に2項道路の話の際にもお話しましたが、建物を建てる際に建築基準法では「都市計画区域内では建築物の敷地は4m以上の道路に2m以上接しなければいけない」という「接道義務」があります。

広い土地を宅地開発をする場合に道路に面している所はいいですが、奥の土地には道路がなければ行くことすら出来ませんので道路も作り全ての土地に侵入できるようにします。

その道に対して建築基準法が適用できるように特定行政庁から指定を受けたものが、位置指定道路ということになります。

 

ではこの位置指定道路は公道では無いので、いったい誰の所有なのでしょう?

パターンとしては、

①位置指定道路に接する敷地の持ち主で割り振る場合

②位置指定道路に接する敷地の持ち主全員の共同名義

③土地の分譲を行った業者が所有権を持つ場合

があります。

私道なので私有地になるため所有者が管理を行い、場合によっては固定資産税・都市計画税を払わなくてはいけません。

個人で所有している場合はその個人が支払い、共同で所有している場合はその共有持ち分に応じて支払うことになります。

そのため、位置指定道路を持つ場合は固定資産税にも注意が必要となりますし、道路が経年劣化により傷み、改修工事を行う際は所有者が費用を出すことになります。

同じ私道であっても公衆用道路は非課税とされています。

 

位置指定道路かを確認するためには、所在地を管轄する役所で確認ができます。

担当の窓口に「道路位置指定図」が掲示されているか、図面を閲覧する事ができます。

道路位置指定図の写しを「指定道路調書証明書」として交付している役所もあります。

 

購入を検討している物件に位置指定道路が付いている場合は、固定資産税や改修費がかかる可能性がありトラブルのリスクも多少あることをご理解した上でご検討されることをお勧めいたします。

 

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