木造建築の購入価格上昇...

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2024/06/20

今日のテーマですが「木造建築の購入価格上昇で個人的に思うこと」ですが、

このブログをご覧いただく方々はお家を建てられる際に坪単価のお話が出ると思います。

これは1坪当たりの建築費を示す指標で、数社と比較する際に用いられます。

 

2023年度の木造建築の全国的な平均坪単価は建築着工統計調査(国交省)

によると約66万円/坪だそうです。

仮に30坪の家を建てる場合には、

66万円✕30坪=1,980万円となります。

この価格に付帯工事+諸経費を含めると約2,650万円程度になります。

 

では3年前の2021年はどうだったでしょうか?

同じく建築着工統計調査(国交省)から算出した平均坪単価は約57万円

同じように計算してみると

57万円✕30坪=1,710万円

付帯工事+諸経費を含めると2,280万円になります。

 

この3年間で平均坪単価で9万円!

同じ仕様の家を建てた場合で370万円になり、

ここ2〜3年で建築価格は16.2%も上昇しています。

建築価格だけではなくあらゆる物の物価が上昇し続けています。

 

賃金構造基本統計調査(厚労省)によれば、日本人の平均月収は

2023年では31万8300円で、2021年では30万7400円だそうで、

その上昇率はわずか3.5%と物価の上昇に対して賃金が追いついていないのが現状です。

それを示すかのように注文住宅の建築着工棟数は2023年は前年の11.4%の減少だそうで、

依然、住宅・不動産業界にとって厳しい状況が続いています。

 

しかし厳しい状況ばかりではでは無く、新築住宅志向から

中古住宅をリフォーム・リノベーションしてお住まいになられる方の需要が増え、

当社の場合は特に住宅の査定依頼を数多くいただいており、特に相続登記の義務化以降は、

相続に関する関心も高まり売却のお手伝いや買取案件も多く手がけておりますので、

築年やエリアや施行業者にもよりますが、中古住宅の売却査定額も上がっております。

需要があるこの機会に今ある不動産の価格をお知りになることも大事かもしれません。


 

現在、当社では積極的に不動産査定依頼や不動産売却相談を承っております。

査定依頼をしたからといって必ず売らないといけないわけではございません。

また媒介契約後でも不動産が売却されない限り費用は一切発生しません。

・空き家状態の古い家がある

・固定資産税だけ払っている不動産をどうにかしたい

・離婚に伴い今の家を売りたい

・高齢の親を介護するための費用を捻出したい

などお悩みがございましたら、まずはご相談からさせていただきます。

 

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