Column Detail 国立市 分譲マンション解体問題!
2024/06/13
姫路城の守護神である長壁神社の例祭「姫路ゆかたまつり」の晴天を願って、JR姫路駅中央地下通路で「てるてるぼうず展」が開催されているそうです。
毎年、ゆかた祭りは雨が降ると言われるぐらい有名ですが、てるてるぼうず効果で今年は晴天であればいいですね!
さて最近「国立市 分譲マンション解体問題」が話題になっています。
着工前に行われる建築確認では、建築基準法上の問題は無く、「確認済証」が交付されたそうです。
では法律上問題のない建物がなぜ解体することになったのでしょうか?
事業者の説明では、「建物の周辺への影響に関する検討が不十分だった」とのことで、日照の問題や富士山が見えなくなるという景観の問題があったそうです。
これは姫路市にもいえることで、「姫路城が見える」がキャッチとして入る新築マンションが多く、逆にマンションが建ったために姫路城が見えなくなったという声もよく聞きます。
かと言って解体することは無く今も姫路中心部では新築マンションが建築されています。
ただ今回は住民説明会を繰り返し交渉を進めて来られたようですが、結果的に着地点が見つからず今後、裁判になった場合の企業イメージとまだ売れていない部屋を販売が困難になることを考えた際に、解体した方が良いとの判断だったのでしょう。
でも来月引渡しの物件で、すでに契約が終わり手付金を受け取っていた場合は、手付金の倍の金額を契約者に支払わなければ行けませんし、契約者が賃貸の退去を申し込んでいた場合や自宅を売却していた場合など様々なケースの補償も必要となり、単純に解体だけでは済まない問題がこれから多く発生するかもしれません。