Column Detail 流行りの「0円物件」はホントに0円?
2024/05/07
当社のある姫路市御立から北上したところに、いちご狩りスポットとして、
ゆめさき苺ハウスと姫路ハートフル観光農園の2か所あります。
このGW前後が時期ということで沢山の観光客も来られたようです。
食べ放題とはいえなかなか食べられないですが、子供にとっては苺を収穫する楽しみの方が大事なんでしょうね!
お近くにお越しの際は是非行ってみてください。
先日、何気なくテレビを観ていたら「0円物件」の紹介がされていました。
買い手が付かない空き家などを0円で譲渡するサイトが注目されているという内容でした。
最新の総務省の調査結果では日本の空き家は900万戸にのぼり過去最高だったので、益々対策が必要となる中で、このようなマッチングのサービスは今後どんどん広がって行くのではないでしょうか。
では0円物件は、「はいどうぞ」って感じでホントに0円で譲渡が出来るのでしょうか?
ここで注意していただきたいのが譲渡する”モノ”が不動産だということです。
不動産を貰う側の方は、大きく分けて2つの費用がかかります。
①登記費用
・印紙代
・登録免許税(固定資産税評価額 × 2%)
・司法書士代行費用
②税金
・贈与税(課税価格 × 税率 − 控除額)不動産を譲り受けた際に1度だけ課税
・不動産取得税(固定資産税評価額 × 2%)不動産を取得した際に、1度だけ課税
・固定資産税(固定資産税評価額 × 2%)不動産を保有する限り、毎年課税
・都市計画税(一部地域)(固定資産税評価額 × 0.3%)不動産を保有する限り、毎年課税
また空き家そのままの状態も多いので、リフォーム費用、残地処分費用なども必要な費用として見込まれます。
不動産を譲る側の方は、条件にもよりますが基本的に費用はかかりません。
このサイト自体は不動産業者ではないので、譲渡に係る手続きはご自身で行っていただく必要があることだけ十分にご理解されご利用されるようにしてください。