Column Detail 住宅ローンを利用する方は知っておきたい返済比率!
2024/04/08
本日4月8日は、姫路市内のほとんどの小中学校が入学式だそうです。
新しいランドセルを背負う小学1年生、ブカブカの制服を着た中学1年生を見かけました。
本日ご入学された皆様、おめでとうございます!
本日のテーマ「返済比率」ですが、当社でご自宅の売却を検討される方の売却理由の1つとして、
「ローンの支払いが厳しい」というお話が出ます。
特に住宅を購入して5年以内のご相談が多く、築年が浅い住宅を販売して住宅ローンを消したい場合は、ローン残債+引っ越し代+仲介手数料+諸経費
などを考えると購入した時より高い価格の中古住宅になり、なかなか売れないケースも多くあります。
今回はローンの返済比率を知ることでオーバーローンにならない目安を知っていただけたらと思います。
返済比率とは「年収に占める年間返済額の割合」の事を言います。返済比率が低いほど余裕のある返済が出来るということです。
返済比率の計算の方法ですが、「年間返済額÷年収×100」で求められます。
仮に年収500万円の方が月々8万円のローンを組んだ場合、
(8万円×12ヶ月)÷500万円×100=19.2%
ここでの注意点は、月々の返済が発生するものはこれに含んで計算しないといけないということです。
例えば、マイカーローン・奨学金の返済・カードローンなどがこれに当たります。
金融機関もこの返済比率を指標としていて、金融機関によっても違いますが一般的に30%〜40%が上限とされています。ただ年収500万円のうちの40%を返済に回していけばオーバーローンになり家計が破綻してしまいます。
一般的に無理なく返済できる理想的な返済比率は20%〜25%と言われ、額面の収入では無く税金等を引かれた手取り金額で計算する方が良いでしょう。
先程の年収500万円の場合、年収の約2割を引いた8割がおおよその手取り金額となります。
500万円×80%=400万円
400万円×25%=100万円
100万円÷12ヶ月=8.3万円
ですので、上記の月々8万円の返済はギリギリ理想の範囲と言えます。
ただ返済比率とはあくまでローンを返済する上での使用にすぎません。
住宅ローンを組まれる際は、
・住宅ローン以外のローンや返済の調整
・収入が減少した時の為の長期のライフプラン
・住宅購入時の年齢と完済し終わるまでの年齢
など考慮するべき点も沢山あります。
夢のマイホームが悪夢に変わらない為にも、収入にあった住宅購入計画を立てていただきたく思います。
誠心不動産ではローンの相談や購入前の事前審査なども行っております。
住宅購入を思い立ったら一度、ご連絡ください。