Column Detail 不動産売却のご依頼は大手がいい?①
2023/02/11
大手の不動産仲介会社は圧倒的なブランド力が強みです。
中古物件を購入する場合はやはり心配が尽きないものです。
そうした不安感を解消する保証制度を設けているのは大手の大きなメリットといえるのではないでしょうか。
また、全国に販売ネットワークがあり、不動産を購入した方のリストも多く保有しているので地元の不動産仲介会社よりも売却しやすいのもあります。
しかし大手のほうが地元の不動産仲介会社に比べて、総合的に優れているわけではありません。地域の情報については大手の不動産仲介会社の圧勝に思えるかもしれませんが、特定のエリアに限定した場合などは、むしろ地元の不動産仲介会社の地元で育った営業担当のほうが詳しいことがよくあります。
また大手の不動産仲介会社の場合には、多いところでは、営業担当者1人あたり常時8~10物件程度を担当するため、問い合わせの数だけでも膨大になります。
ですので個々の売主への対応が粗末になることもあるようです。
さらに営業担当者のノルマも厳しいので、売主の希望条件での成約よりも売主を説得して価格を下げさせて効率よく物件をさばいたほうが自分のノルマを達成しやすいという心理にも陥りがちでなので、売主の利益を圧迫する可能性も考えられます。
大手であるがゆえに、担当者が他店に人事異動になることも多々あります。
引き継ぎがうまくいっていないと、売却に影響が出ることもあるのではないでしょうか。