Column Detail 山を買うブームで気を付けたい事とは?
2022/12/08
W杯サッカーで沸いている中、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドの移籍のニュースがありました!
年俸290億円!凄いですよね!
時給327万円だそうです!
夢の無い夢のようなお話をしてしまいました。
地道に頑張っていこうと思います。
さてコロナ禍でキャンプブームもあり、自分で山を買ってそこでキャンプを楽しまれる方が非常に多いようです!
テレビで芸能人が楽しむ姿もよく目にします。
山は通常の土地に比べて価格も安く手にしやすいということもあり、問い合わせをいただくことも多々あります。
ただ山という自分の土地を手に入れても事前によく検討しないと、買った後でトラブルになるケースもありますので簡単に注意点をご紹介したいと思います。
注意点①建物は基本的に建てられません!
せっかく買った山にログハウスをセルフビルドで建てたいと思っても、そこが市街化調整区域なら建物は建てられません。仮に市街化区域であったとしても建築基準法や都市計画法などの法令に遵守した建物を建てないといけないので、もしどうしても建てたいなら事前に都市計画を確認する必要があります。
注意点②勝手に木を伐採できないこともある
ただ都市計画を確認しても、山林は森林法という法律もあります。
農林水産大臣や各都道府県知事より、土砂災害防止等の目的で日本の森林の約半分が「保安林」に指定がされています。
この場合、立木の伐採の禁止・土地形状の変更の制限・伐採後の植栽の義務などの規制があるので、仮に建物を建てられる土地であっても気を切れなければ基礎も掘れない土地と言うことになります。
注意点③税金がかかります
まず最初に、山を買ったときに「不動産取得税」が1回だけかかります。また原則として毎年の「固定資産税」がかかります。こちらの税額は「固定資産税評価額×1.4%」となっていますが地目が「山林」であればさほど費用がかかることは想像しにくいですが、現況を優先されるので地目が「山林」でもしっかり住宅が建っていれば宅地として評価されるので注意しましょう!
注意点④先々の事も考えて
今はブームなので山を買ってキャンプを楽しむことはいいことだと思います。ただブームが去った後や何らかの事情で山に行くことがなくなった場合、当然のように山は荒れていきます。
さらにもういらなくなったので売ろうとしても山の需要は低く売れないことが予想されますので税金がかかり続けます。本当にこの山を買っていいのかをよくご検討されることが大事です。
上記以外にも山には様々な注意点がございます。
当社へのご相談でも相続した物件の中に山があり売れなくてお困りの方が多くおられます。
たとえ1円で売ったとしても仲介手数料を含め様々な諸費用を含めると大赤字になります。
もちろん資産をお持ちなることは大切なことではありますが、何事も十分にご検討されることが大切だと思いますので、山の購入も含めて不動産関するご相談は誠心不動産までご連絡ください。